損益合計の5分足データから場中で手仕舞したときの損益について

最終更新日

8月の下旬から、損益合計の5分足データ(最初のころは15分足)を取って、大引け以外の時点で手仕舞するとどうなるかを調査しています。

これまでの4か月ちょっとのデータから、一番成績の良くなる時刻を出して、場中のその時刻で手仕舞した場合の損益を算出したのが下の表になります。
日々の結果としては、S高での損切を採用した金額を公開していますが、分足データの取得では、この損切を算入できていませんので、差分の概算値を出して補正した値を表示してあります。

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■背景色の説明
青:公開している損益
  >>>S高-1円で逆指値を入れておいての損切をした場合の損益
オレンジ:推奨時刻で手仕舞したときの損益
  >>>S高-1円での損切を勘案していない
緑:オレンジの損益にS高損切の影響を概算で織り込んだ損益
  >>>「S高損切を織り込まない大引けでの損益」と青背景の差分を勘案した損益

ということで、大引けを待たずに場中で手仕舞した場合の損益は緑背景の金額になります。
9月は14万、10月は5万、11月は8万、12月は29万、大引けでの手仕舞よりも得していることになります。
ただし、売買高が少なく板の薄い銘柄については、手仕舞買戻しによって約定単価が上がってしまうため、この金額よりは利益は小さくなりますが、大引けでの手仕舞より有利なことは明らかなようです。

まだ、4か月ちょっとのデータからの傾向で、最初の2か月は、もう1か所、成績の良い時間帯があったのですが、現時点では、表にした時刻がもっとも成績の良いものになっています。

大引けでの手仕舞注文を入れて置くだけでなく、場中、どこかで5分ほどでも時間を取ることのできる方は、この時刻での手仕舞をすることで、月々ではそれほど大きな差にならない時もありますが、積み重なると、公開している損益よりもかなり有利な結果を得ることができるようになる、というのが、これまでのデータから読み取れています。

引き続き、データを収集し、さらに利益を大きくすることができる傾向が見いだせないか、調査を続けていく予定です。
※メルマガ購読者さんには、毎月、データを公開しています。

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